はじめてのサックス

サックスは音さえ出せれば、あとは指使いでカンタンな曲ならすぐ吹けるようになります。
この音出しまでに時間がかかるかもしれませんが、早い人だと10分ぐらいで音が出るようになります。
指使いもリコーダーと似ている部分も多く、とてもはじめやすい楽器です。
少しでも気になったら、あとは一歩を踏み出すだけ! 楽しいサックスライフが待っています♪


サックスってどんな楽器だろう?

サックスは19世紀頃に発明された、楽器の中でも比較的新しい楽器。音色は時に甘く、時にダイナミックに、表情豊かな楽器です。吹奏楽はもちろん、ジャズやロックからクラシックまで幅広く活躍の場があります。
そんな人気のサックスに関する疑問を、少しずつひも解いていきましょう。

ちなみにサックスは音の出し方から、金属製でも「木管楽器」に分類されるよ!


各部名称

サックスの各部名称

①マウスピース、リガチャー
音を出す部分。詳しくは「マウスピースとリード」を参照。

②ネック
本体に取り付けるカーブした部分。

③ベル
「あさがお」とも呼ばれる部分。周辺には彫刻が彫られているモデルも。

④サムレスト
左手親指を乗せるところ。

⑤サムフック
右手親指を乗せるところ。主にプラスチックや金属製。

⑥キイ
指で押さえるところや、押さえた際に動く細かなパーツ。白い貝の部分などを押さえて操作します。



音の出る仕組み


マウスピース、リード、リガチャーが音を出すところです。口にくわえて息を吹き込み、リードが振動することで音がでます。
慣れないうちは、マウスピース、リード、リガチャーだけで音を出す練習をし、慣れてきたらネックを装着して音出し、さらに本体に付けて音を出してみましょう。

サックスマウスピースマウスピースキャップとリガチャー
音を出すための口の形のことを「アンブシュア」と呼びます。このアンブシュアが不十分だと、なかなか音を出すことはできません。ですが、一度コツを掴んでしまえば楽に音を出せるようになります。
リードの振動

リードの先端は非常に欠けやすいです。写真のように割れたら新しいリードに交換しましょう。
リードの先端

マウスピースとリード

◆マウスピースについて
マウスピースは音の要(かなめ)で、様々な種類があります。新品楽器を購入すると、付属してくることも多いですが、上達してきたらいろんなマウスピースを吹いてみましょう。ジャズに向いたものから、クラシックや吹奏楽に向いたものまで。楽しさはどんどん広がります♪

吹奏楽に向いたものとか、ジャズに向いたものとか。マウスピースの素材もいろいろなものがあります。
サックスマウスピースの種類

◆リードについて
リードは消耗品で、定期的に購入する必要があります。高いレベルを目指す人の中には、「1箱買って、使えるリードが1枚あるかないか」との話もあるほど、シビアな部分になります。
葦(あし)という植物を使っているため、どうしても個体差が出てしまいますが、よっぽどの場合を除いて「音が出ない」ということはありません。
管楽器レンタルに付属するリードは、傷や割れがないか、発送前に丁寧にチェックしてあります。

演奏の準備


マウスピースをネックに差し込む
マウスピースをネックに差し込みます。この時、ネックに付いているキイになるべく力がかからないように気を付けましょう。マウスピースはコルクの1/4程度が見えるぐらいが目安です。
※リードとリガチャーは、ネックにマウスピースを装着したあとにセットします。
サックスネックのつかむ位置
写真の「水色」のところを、手のひらでやさしくつかみます。

サックスをケースから取り出すときの注意
サックスをケースから取り出すときは、キイに無理な力がかからないように、ベルなどを持つようにしましょう。
オクターブキイ連結棒
ネックはその中心とオクターブキイの連結棒が一直線上に揃うように合わせます。

リードの取り付け方
①リードはリガチャーのネジを緩めてからマウスピースにはめ、上からゆっくり差し込みます。
②リードの位置を決めて、リガチャーのネジを締めて固定しましょう。
ストラップの取り付け方
ストラップをつけ、構えます。
サックスを構えるサックスの指
組み立て前の本体にはケース内でキイの故障を防止するためにエンドキャップ(エンドプラグ)が装着されています。ケースへ収納する際に必ず装着しましょう。
誤って無くさないように気を付けましょう。
エンドキャップ

必要なもの

消耗品のリード以外に、ぜったい必要になってくるものです。
管楽器レンタル・コムでは、サックスをレンタルしていただいた全てのお客様に、これらの必要なメンテナンスグッズをプレゼントさせていただいております。

スワブ

サックススワブ
管内にたまった水分を取り除きます。
管体用とネック用の大小2枚用意すると便利です。
スワブの通し方
スワブは丸まった状態で使用すると、管内で引っかかり抜けなくなることがあるので注意。

コルクグリス

コルクグリス
ネックのコルク部に塗り、マウスピースを抜き差ししやすくします。

コルクグリスの塗り方
コルクグリスは塗りすぎないようにしましょう。

クリーニングペーパー

クリーニングペーパー
タンポとトーンホールの間にたまった水分を取り除きます。

クリーニングペーパーの使い方
クリーニングペーパーは「あぶら取り紙」のような薄い紙で、タンポ(穴をふさいでいるところ)の水分を除去します。

クリーニングクロス

クリーニングクロス
管体表面の汚れを拭きます。

種類とラインナップ

サックスでメジャーな楽器といえばこちらの4種類です。もちろん、これ以外にもサックスの種類はあります(ソプラニーノやコントラバスサックスなどなど)。
楽器は大きくなればなるほど、音が低くなることも覚えておきましょう。

ソプラノサックス(高音域)

ソプラノサックス
サックスの中でも高音域パートを担う楽器。美しい甘いメロディを奏でられるのも魅力。

アルトサックス(中音域)

アルトサックス
日本で最もスタンダードなサックスといえばこれ。
中音域で活躍の場も多い。

テナーサックス(中低音域)

テナーサックス
本来サックスといえばこれ、というほどジャズシーンでも非常に活躍している楽器。中低音を得意とし、アルトと同じく活躍の場が多い。

バリトンサックス(低音域)

バリトンサックス
サックスで主に低音パートを担う楽器。息を入れた時の振動が非常に心地良いのも魅力のひとつ。吹奏楽はもちろんアンサンブルやフュージョン、ジャズでも活躍する。

表面仕上げによる違い

表面の仕上げによって、楽器の音や性質に違いが出てきます。
レンタル用のサックスは、スタンダードなラッカー仕上げとなっていますが、将来、マイサックスの購入を検討するときに備えて、参考にしてみて下さい。

◆ラッカー仕上げ
最もスタンダードな仕上げ。主に真鍮という金属の表面に腐食防止の処理を施しています。ラッカーは表面のコーティングの他に、音をまとめる役目もあります。
※ラッカー塗装を施さない、「アンラッカーモデル(無垢の真鍮)」というモデルもあります。また、金属自体の材質もメーカーにより様々です。

◆銀メッキ仕上げ
見た目も美しい銀メッキ仕上げ。音色は甘く柔らかい音から、息をたっぷり吹き込めば激しい音まで。表情豊かに奏でることができます。
一般に、楽器自体も重くなり、息を入れた時にやや「重み」があります。また、銀のメッキが硫化することで黒く変色を起こします。

◆他にも様々な種類♪
様々なメーカーに色々な仕上げの楽器があります。スタンダードなラッカー仕上げが一般的ですが、やりたいジャンルや憧れのアーティストに向いた楽器を選んでも良いかもしれません。

サックスのよくある質問

Q.1 家で練習したいけど音も大きそうだし・・・みんなどこで練習してるの?
サックスは色々なところに穴が開いているため、音を小さくするには全体を覆うような消音器や、中にスポンジを詰めて減音をするものが市販されています。
川原や公園で練習する人もいますが、楽器練習が可能なカラオケボックスも増え、そこで練習する人も多いです。

Q.2 趣味ではじめたいけどアルトとテナーどっちか迷う・・・どっちがいいのかな?
現在の日本では、音楽教室などでもアルトサックスを教材として使用するほど、アルトが主流になっています。これは大きさによる扱いのしやすさや、レパートリーの多さなどが理由と考えられます。
テナーサックスはやや大きめなためアルトを選ぶ方が多いですが、昔のジャズシーンなどでもテナーの音は大変魅力的で、吹いた時の低音は非常に心地いいものです。やってみたい曲や、好きなジャンルからアルトかテナーか選びましょう。

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